カイゴノセカイの耳寄りな情報を提供している介護歴7年"caregirl.ronp"です。
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そんな想いから始めたblogです。

ねぇねぇ。
おばあちゃんとかってさ「お茶のも~」って言っても、意外と「わたしは大丈夫」って飲まない人多くない?

多い多い!
全然お茶飲まないけど、大丈夫かなって心配になっちゃうよね。
今回は【私は大丈夫.それが危険!高齢者熱中症増!熱中症の種類・対処・対策方法】についてお話していきます。
高齢者の熱中症対策「私は大丈夫」それが危険!

結論から言いますと、高齢者の熱中症「私は大丈夫」はとても危険です。
私は大丈夫だと言っている、その言葉をうのみにしていませんか?
私も大丈夫と言っているから、大丈夫なんて思っていました。
中には、大丈夫でない人もいます。
信用していないわけではないですが、本当に大丈夫かどうかしっかり観察していくことが大切です。
では、どのように観察していけばよいのでしょうか。
観察するにも症状がわからなかったら何もできませんよね…

一緒に熱中症に関する知識をインプットしていきましょう。
熱中症に忍び寄る危険性
夏になると暑くなり、からだがダルるなってしまったり、疲れやすくなってしまい食欲が落ちてしまったりします。
「暑くなったからしかたない…」と思いがちですが、実はそれ・・・
かくれ脱水かもしれません!!
かくれ脱水をそのままにしておくと症状が悪化し脱水症や熱中症になる可能性があります。

悪化する前に改善していくことが大切だね。
高齢者の熱中症
「熱中症」とは暑い環境で生じる健康障害の総称です。
熱中症になってしまう条件としてあげられているのは、環境・からだ・行動により熱中症を生じさせてしまう可能性があります。
高齢者の方は昔は扇風機で過ごしてきたとう過程があり、それが当たり前だと思っている人が今でもいます。
そのために私たちが早期発見に努めることが大切になってきます。
熱中症後のリスク

熱中症には何種類かの症状があり異なりますが、めまいから始まり、失神・けいれ・嘔吐など様々な症状を引き起こしてしまい、命に関わる危険な状態になってしまいます。

どんな種類があるのかを知るだけでも、今後の熱中症対策に活かせるよ。
熱中症の種類
熱失神
皮膚血管の拡張により血圧の低下⇒脳へ血流が悪くなる!
特徴
めまい・一時的失神・顔面蒼白・脈は速弱い
熱けいれん
大量の汗、塩分を取らずに水分だけを補給⇒血液の塩分濃度(ナトリウム)が低下し他時に、足腕などの筋肉に痛みを伴ったけいれんが起きる
筋肉痛・手足のつり・筋肉のけいれん
熱疲労
大量に汗、水分補給が追いつかない⇒脱水状態になり熱疲労の症状
全身倦怠感・嘔吐・頭痛・判断力、集中力の低下
熱射病
体温上昇⇒中核機能に異常をきたし、意識障害・ショック状態になる
体温の上昇・意識障害・言動、反応のにぶさ
対処法
正しい対処法を知っておかないと実際に熱中症の方に遭遇した時に対処ができなかったり、やったけど改善されなかったりなどという可能性が出てきます。
今回は環境省熱中症予防サイトより、正しい対処法をお伝えしていきます。

熱中症か?熱中症じゃないか?よくわからない場合も上記を参考に行ってみて下さい!
また、実際の場面になるとわからなくなる場合があります!
そのときは周りを見渡して、なるべく一人で対応しようとせず声に出して助けを呼んでください!
最悪一人の時もあるかもしれませんが、一人の力より数人の力が勝ります。

後ほど、私が実際に路上ですれ違った熱中症の方の経験談をお話しますね。
対策

一番は熱中症にならないことが大切です。
熱中症にならないために、環境・からだ・行動から要因を考え対策していく必要があります。
環境
気温・湿度が高い
風がない屋内
エアコンがない
急な気温の上昇
からだ
高齢者・幼児・肥満の人
特病・低栄養状態
脱水症状や体調不良者
行動
激しい運動
屋外作業
水分・塩分を補給しない状態
このような環境のなか過ごしてしまうと、熱中症が生じてしまう可能性があります。
予防法
①暑いところを避ける
家にいるときは扇風機やエアコンを使用する
※扇風機の場合だけでは改善できない場合がある。
⇒扇風機をかけているからと安心して実際は室温が下がっていない状態
②通気性のよい涼しい服装
日陰・帽子などの使用
水分だけではなくて塩分補給
⇒水分の中でもカフェインの多いものは利尿作用があるので補給されてない状態に近い
⇒経口補水液 水1ℓ+食塩2g+角砂糖数個(飲みにくい場合はオレンジジュースやぐれートマトジュースなどと混ぜると◎)
実際の熱中症の人数
8/17~8/23までの全国の熱中症による救急搬送は、12,799人 消防庁参照
ここ数年の熱中症人数の増減
総務省消防庁参照
2018年までは増加傾向あり
2019年は2018年に比べ減少しているが
年齢別区分では
高齢者>成人・少年>乳児となっており高齢者が最も多い
熱中症の実体験

まだ私が20代前半のころの実際の話です。
真夏のある日、友人と出かけていました。
友人と歩道を歩いている時、あるクラブ活動帰り?の数人のグループにすれ違ったとき、一人の女の子がとてもすぐれない顔をしていたのです。
気になった私たちはその子に声をかけると、言葉に力がなく顔色が悪いことに違和感を感じとっさに「これはもしかして脱水?」とすぐにその子をどうにかしなければと思いました。
まだ、意識もあり立っていることは可能だったので、救急車は呼ばなくても大丈夫だとおもったのですが、土地勘もなくどうしようかと不安になりましたね。
とっさに近くの中華屋へ行き、状況を説明したところすぐにそこの店主さんが「横になりなさい」とお店の椅子へ寝かせてくれました。
その後、氷などを持ってきてくれ首・脇・股関節等冷やすという対応などをしてくれ、その子はいつも通りの状態になるくらいまで体調を戻すことができたのです。
今思い返せば、実際声をかける事ができましたが、その後は店主さんの力があったら対処できた話です。
全然知らない人などに声をかけたりするのは難しい事だと思います。
しかし、おかしいな?熱中症?と思った人を見て見ぬふりはしないでください。
もし本当に熱中症だったら、最悪の場合その人の後の人生にも関わってくることです。
あなたの一声でその人が助かることだってあります。
一人の場合のたしかに勇気がいる事ですが、その一歩、その一言!!出してください。
そして、周りに助けを求めて下さい!力になってくれる人がいるはずです!
まとめ


熱中症の理解を深めて、一緒に予防していきましょう!
では、また次回お会いしましょう!(提供:@cg_ronp)