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高齢者に大切なのは水分摂取!その水分摂取量は1日どれくらい必要なのか。

高齢者に必要な1日の水分摂取量 介護関係記
みなさんこんにちは。
カイゴノセカイの耳寄りな情報を提供している介護歴7年"caregirl.ronp"です。
このサイトは1日でも多くsimpleに介護に携わりたい…
そんな想いから始めたblogです。

人間って、1日どれくらいの

水分が必要なのかな?

簡単な計算方法があるから

参考にすると便利だよ。

今回は「高齢者に大切な1日の必要な水分摂取量」についてお話します!

わたしは、介護の仕事を始めたころ「水分は本人が適度に取るだろう」という思いで勤めていました。

しかし、夏になると問題になるのが脱水症状です。

今までの経験を活かして、水分の大切さをアドバイスできると思います!

本記事を読むと「なぜ水分が必要なのか」を知っておくだけで、これからのケアが変わります。

高齢者の水分摂取を重要視する理由

高齢者に必要な1日の水分摂取量

水分がどうして大切なのか。

水分について理解できていない人はたくさんいます。

「水分より食事が大切!」だと言う人は、水分について知識が不足していますね。

根拠をもったケアをするためにも、水分がどのような役割を果たすのかをしっかり理解していくことが大切です。

通常成人のからだの中は約60%が水分のため、高齢者に問わず生きていくことには水分摂取は欠かせないよ!

水分摂取の効果や影響って、どれくらいあるんだろう。

厚生労働省の資料もあるから参考にするのも良いよ。

厚生労働省参考資料

水分の役割とは

水分には細胞を活性化させる役割がある

①水分を取ることで細胞の活性化

②身体の活動性や意識覚醒の向上

③コミュニケーション・認知症・歩行・活動等の活性化につながる

結果、水分摂取することで、細胞の活性化され自立性の活性を図っていくことができます。

水分が足りない場合のリスク

水分量が減ってしまうと、転倒してしまったり尿が出にくくなってしまったり、意識がだんだんと低下してしまうなどの症状が起こりえる状況になってしまいます。

  • 脱水症状や熱中症になる可能性がある
  • 転倒リスクが増える
  • 幻覚が見えてしまう可能性がある
  • 筋肉の痙攣や循環不全になる可能性がある
  • 脳梗塞や心筋梗塞になる可能性がある
  • 最悪の場合死に至る可能性がある

それ以前に下記の症状がある場合は、水分量が減ってきている状況になってきているため注意が必要です。

  • 口が乾いている様子
  • 皮膚や唇の乾燥
  • 転倒にはならなかったが、ふらふらしている
  • いつもより意識がぼーっとしている様子
  • いつもより尿や便の回数が少ない様子

1日に必要な水分摂取量

高齢者に必要な1日の水分摂取量

高齢者のからだにある水分量の計算方法

成人の水分は60%ですが、高齢者は約50%がからだの水分量と言われています。

80歳の利用者さんA 体重50㎏の場合

利用者さんA体重(50㎏)-高齢者のからだにある水分量の基準(50%)
=高齢者は体重の約50%が水のため総水分量は25㎏(25L)

高齢者の1日に必要な最低水分量の計算方法

年齢別必要水分量目安

22~55歳35ml/Kg/日
55~65歳30ml/Kg/日
65歳以上25ml/Kg/日
計算方法参照

<例>

80歳の利用者さんA 体重50㎏の場合

高齢者のからだに必要な水分量の簡易計算式

必要水分量(㎖/日)=年齢別必要量(㎖)×体重(Kg)

25㎖×50㎏=1250㎖となるため、1日に必要な水分は1250㎖となります。

この中には食事時の摂取させる水分も含まれているため、実際に水分補給に必要な水分はこちらです。

食事1000Kcal で400㎖の水分と計算として、1500Kcal の食事の場合600㎖水分摂取していることになるため、1250㎖-600㎖=650㎖

1日に摂取しなければならない最低水分摂取量650㎖になります。

※平均的な計算方法であり、個々の運動量に合わせる必要があるため運動量が多い人は、その分水分が減少していると考えられるため水分摂取を行う必要があります。

水分摂取量低下を予防するためには

ポイント
  • 1日に必要な水分摂取量を計算する
  • 必要な水分量を一度に多量ではなく、数回に分けて定期的に摂取する
  • 飲み物がなかなかで飲めない場合はゼリーなどの水分を固まらせたものでも摂取可能
  • 部屋の温度や衣服を調整する
  • 浴後や体操後などは水分が減少しているため摂取を心掛ける
水分摂取方法
  • 姿勢を直す
    前傾姿勢で摂取することにより、本人も飲みやすく気管に入るのを予防することができる
  • 無理なく水分補給をする
    本人のペースに合わせることが大前提(無理に飲ませない)
  • 飲む時間帯や量を調節する
    コップ一杯200㎖程度の水分を数回にわけて摂取を行う
  • 運動後や浴後は水分補給をする
    リハビリ後などは汗をかいているため、水分補給を行う
  • 常温に近い水分が望ましい
    常温の水分摂取が飲み続けることができるため、常温が望ましいが利用者さんの好みで摂取することも大切
  • カフェインはなるべく避ける
    カフェインには利尿効果があるため、カフェイン摂取する際はその分カフェイン以外の水分摂取を心掛ける必要がある
  • 水だけでなくミネラル成分を整える
    経口補水液やスポーツ飲料などで、ミネラルのバランスを整えることも大切
  • 習慣化する
    習慣化することで、無理に水分摂取しなくてよくり本人の負担軽減につながる

水分摂取することで得られる効果

高齢者に必要な1日の水分摂取量
  • 歩行が良くなり転倒の減少
  • 夜の睡眠がぐっすり寝れる
  • 尿失禁の減少
  • 活動量の増加

これら以外にも、なぜ水を飲むだけで「認知症」が改善するのか 1日1.5リットルの水分補給が命を救うという山下 哲司さんによる本なども出版されています。

リハビリ介護施設を展開する著者が実践し、効果を目の当たりにした、介護法のメソッド。それは一言でいえば、「食事以外に1日1.5リットルの水分補給をしていれば、お年寄りを介護状態から救える」ということ。入院していた老親が退院してきて、介護の手立てがなく悩んでいる家族は多い。一方、通常のデイサービスではリハビリは受けられない。そのミスマッチを解消する「リハビリ介護」の施設を運営する著者ならではの、親を介護から抜け出させるためのメソッドを、「水分補給」の視点から解説する一冊。「第1回KADOKAWA知的生産塾最優秀賞」受賞企画。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08695SXSZ/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i0

まとめ

高齢者に必要な1日の水分摂取量

水分摂取を怠ると大変なことになってしまいますね。

水分摂取量を知るだけではだめです!摂取量を理解した上でケアを行っていくことが大切です。

ですが、最初は全員のなんて到底無理ですよね。

まずは自分の摂取量を知るところから始め、特に心掛けたほうがいいなと思う利用者さんから少しずつ身に着けていくと良いと思います。

最後に、水分補給を嫌がる人がいますがそういう方には無理に行わず、なぜ嫌がっているかの原因を探していきましょう。

その原因をみつけることで、水分摂取をスムーズに行えるようになります。

本の紹介

なぜ水を飲むだけで「認知症」が改善するのか 1日1.5リットルの水分補給が命を救う (日本語) 単行本 – 2020/3/27 山下 哲司  (著), 竹内 孝仁 (監修)



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